No.17-1

Bali

2004/06/06 up

 

24(Sat).Apr.2004

ちょっと早めのAM9:20便で成田を出発しシンガポール経由でバリ島のデンパサール空港に着いたのがPM7:00。

税関を抜ける前にバゲッジクレームでスーツケースとボードバッグをキャッチすると、いきなり職員が運び出した。ウワサに聞くこれかと納得。税関では職員に前の人がタバコを1カートン取り上げられていた。

両替商が手招きしてる。適当な両替商で\10,000程度分のルピアを手に入れ外に出ると、タイと同じ東南アジア特有のムッとする空気。ここはインドネシア、バリ島だ。

今回お世話になるコテージのKIJANGが迎えに待っていてくれた。ここからビンギン村までタクシー交渉GETして行くことを考えるとホッとした。

エアコンなんか無いKIJANに板を積みドライバーのバリニーズとお約束の女の子の話をしながら、窓全開でジンパランから快調に進んだ。

暑い!ビンギン、インポッシブルの目印を右に入ると舗装が終了してオフロードになった。これでもかなりマシになったとのことだが、ビギナーにとっては少し驚いたかな。

しばらくオフロードを走りコテージに着くと、BOOKが重なってしまったので隣に泊まって下さいとのこと。成り行きまかせで別にOK。

コテージはベッドにはいちおう蚊帳付き、水だけのシャワーとトイレ。明かりは暗い、というかまわりが真っ暗、なので荷物の整理は開けてもよくわからないのね。ビンタンとナシゴレンで軽く食事をとりながら日本とバリについて話をしていたら眠くなったので今日はここまで。

 

25(Sun).Apr.2004

早めに目が覚めた。まだ誰も来ていないみたいなので板を出してフィンをつけたり荷物を少し整理した。

朝食のジャッフルができるまで、早速波チェックにいった。サイズはまあまあかな。

 

朝食後に崖をヨタヨタ降りて早速SURF。今日は日曜日なので学校が休みだからかKIDSが多い。バリニーズのKIDSは小学生低学年位だってガンガン乗ってリップもする。みんな上手ですね。

波に慣れるために少し長めに入ったけど、この時間タイドが満潮から干きに向かう時間帯で深さもあってそんなに巻いてはいなかった。

ランチの後にマッサージをしてもらってしばし昼寝。コテージに戻ると6人組の白人チーム到着。にぎやかになってきた。

夕方彼らはウルワツにSurfしに行った。僕はビンギンで2rd目。夕方はロータイドで結構ガリガリになってて、あたりまえだけど、波も早くよく巻いてきていた。サイズもオーバーヘッドに上がってバリニーズや旨いオージー達はガンガンチューブに入ってる。

セットで戻されてしまったバリニーズの子の板のフィンがボトムにグッサリ刺さってしまった。相手ワザとではないけどいきなり板が壊れたのは残念。

2rd目は数本しか乗えずとりあえず上がった。待ってましたとばかりバリニーズのリペア屋が飛んできた。傷は深いし先は長いのでディスカウントしてお願いすることにした。次の日の夕方までには完了するとのこと。ちなみに仕上がりは石さんまでは行かないけど機能的には十分◎でした。

夜コテージでオージーと思っていた白人と話をしたら、彼らはポルトガルからやってきていて3WeekのSurfTrip中。昨日まではヌーサレンボーガンというところで、極上WAVEをしこたま乗ってきたとのこと。バリは全体的に波がSmallなのでウルワツならばということだろう。

このコテージはバリに来たときには度々利用しているようで昔の写真にも写っていた。この中のボスっぽいミゲールは日本文化が好きみたいで足にはカタカナ、漢字、肩には自らが“Japaneseヤクザタトゥー”と自慢する未完成のタトゥーを入れているかなりナイスな奴である。

明日はスシを食べに行くとみんなうれしそうだった。日本のスシは白人には人気があるので何処でも話のキッカケになりやすい。Japaneseスシ万歳である。

 

26(Mon).Apr.2004

朝のビンギンはサイズ下がってムネ位。とりあえずSurf。Portuguese達も入ってきて割れずらくなるまでSurfした。

ミゲールのGirl Frinedは今日のフライトでポルトガルに戻るとのこと。ちなみに彼女はフライトアテンダントと言うことでその美貌に納得。

彼らはこれからデンパサールで彼女を送った後PMはウルワツでやる。車の無い僕を一緒に連れて行ってくれると。なんてナイスな奴らなのだ!

デンパサール空港で彼女を送った後、夕方のロータイドが波が良いと言うことと、女の子達に気を遣ってもあって、それまでクタでショッピングすることになった。

クタはこの間行ったプーケットに似た感じでお土産やさんがたくさん。車内で汗かきかき話をした所、彼らは3weekのトリップでビンギンの前にはヌーサレンボーガンでGoodWave、しかもライトをしこたま乗って来たと言っていた。

夕方のセッションに向けてクタからパダンパダンをチェックしてウルワツに向かった。崖の上からチェックしたウルワツはセットでアタマオーバー位とこことしては小さい目で死ぬことはなさそうだった。

ワロンの崖を降りて急な階段を下ると雑誌で見る岩のトンネル。感動である。ここからゲッティングアウトしていく。まだ潮はさほど干いていないのでリーフは露出していない。他のポイントのサイズが小さいこともあって結構な混雑。人種も様々。

このサイズでも掘れ上がるリップは分厚く、すぐに下が無くなる。ワイプアウトした時にリーフまでもってかれてしっかり洗礼を受けてしまった。ちょっとビビッてしまったし、周りのレベルもかなり高いのであんまり乗れませんでした。

海の中から眺めるウルワツのサンセットは格別に美しかった。でも日が沈んで上がる時は潮が干いてリーフがガリガリ。みんなブーツ履いてるわけがわかった。いてーよー。。

ズタボロになりながら何とか上がれた。痛い授業料・イイ勉強になりました。結構凹んだよ。

一度コテージに戻って着替えてからみんなでクタにお寿司を食べに行った。彼らのドライブはガタガタ道だろうがナンだろうがとりあえず飛ばす。

サイコー=バグースだと教えたら、『シノズカさんサイコー!カミカゼ』と叫んでるし、天井に何回もアタマをぶつけた。それでもみんな歌を歌ったりテンション高い。

クタのお寿司やさんではウルワツのワロンで知り合った2人のサーファーも合流した。ポルトガル語を話しているようだったけど何処の国の人かは不明。あとお店で1人で食事していたオージーのキュートな女の子も参戦し、『カンペーイ!』連発の多国籍スシパーティとなった。

クタは井澤さんが言うようにハワイのように賑やかでビンギンとは大違いだったけど、昔を知らない僕にとってはこれはこれで良いと思った。

スシパーティの後はナイトクラブで深夜までクレイジーなパーティ。アラックベースのカクテルで頭グルグルでございます。

すまん!感動のあまり写真は無い。

 

 

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