No.24-1

SriLanka

2006/06/25 up

 

ここ数年、雑誌やDVD等のメディアでよく見かけるスリランカに行ってまいりました。

SriLankaと言う国は津波で大被害を受けたインドの下あたりにある小さな国で以前はCeylonという国名で、紅茶やカレー等で馴染みのある方は多いのでは。

宗教、民族間の対立、ヨーロッパ統治の歴史を経ており、WEBで歴史を調べてみるとなかなか興味深い部分も多い。現在でも『LTTE タミル・イーラム解放の虎』と政府軍との間の関係は、テロやその報復により緊迫状態であり、サーフィンなんぞにまったく縁の無い方々に迂闊にも遊びに行くなどと言えば、お前バカか?と白い目で見られるでしょう。実際4/27に成田から飛んだわけですが、4/25に自爆テロ発生、5/12に停戦協定無視の海軍交戦と、まさに現在進行形なのだ。しかし日本や世界で、良い波・暖かい気候・美味しい食事ということでサーフトリップのディスティネーションとして人気が定着しつつあるのも事実で、やはりサーファーは波さえあればドコにでも行くと言われることは正しいのか。

27(Thu)-28(Fri).Apr.2006

NRT - SIN - CMB

夕方便にてまずシンガポールを目指す。少々フライングな方々は連休開始ということで、成田空港は何もかもが大混雑。UAということもあり、いつにもましてチェックインからイミグレーションまで全て割り込みさせて頂く超ギリギリの搭乗となってしまった。そんなにギリギリのスケジュールではなかったはずなんだけどなあ。

シンガポール・チャンギ空港へは夜中着。次のフライトは朝7:30なのでそのまま空港でしのぐ。長い時間居るとエアコンで体が冷えてくるのでトランジット防寒対策が次回の課題。成田にてUA→ULの乗り継ぎは済ませてあるので荷物をキャッチする必要は無し。スリランカ航空にてクアラルンプール経由でやっとスリランカのコロンボ到着。

マイレージと$の関係上ややこしいルートなだけで、普通はULやSQであっさり行くことができます。

目的地は東海岸Arungam Bay。地図を見るとわかると思いますがコロンボは西側。ここから8時間かけて西から東に横断するのだ。

横断するためのタクシーは日本から手配をかけておいた。あまり期待していなかったけど予想どおりドライバーはいなーい。1時間待って、比較的まじめそうなお兄ちゃんに携帯電話を借りたところでやっと来た。車はトヨタだし新しいので○でした。途中、1回食事と水を買っただけで後は突っ走るのみ。あともう少しで到着の所で機関銃を持つ軍の検問を受けたが無事Arungam Bayに到着。

宿はスリランカが初めてでわからないかったので、E-MAILで日本で一番有名なスリランカLOCALの所でBOOKINGしておいた。

すでに夜だけどかなり暑い。宿は津波後のハイシーズンに向けてリペア中で、レストランもなければ電力もシャワーの水量も弱い状況。特に夜、電力不足でファンが止まるのはキツ過ぎる。

 

29(Sat).Apr.2006

暑くて寝れたのかよくわからない。。早朝シャワーを浴びようとするけど、水がでない。コンプレッサーを止めているのだろう・・・とする、と深夜から早朝にかけてはトイレも使えないということになる。お腹壊さないようにしないと・・。

早朝の外は涼しかったのでビーチに波チェックがてら散歩に行った。コシ、ハラ位で以外と岸から近いところで割れていた。入っていくサーファーを観察してエントリーの方法とテイクオフする所をチェック。

メローにロングライドと聞いていたが、鎌倉のようなメローというわけではなく、ショートボードやるには丁度良い感じ。サイズ不足のためか、さほどロングライドでもない。

部屋に戻るとシャワーが出るようになっている。シャワーを浴びて若干さっぱりし、少し眠ることができたが、今度は日が昇ってきて暑すぎて目が覚めた。

朝食を頂いた後で海につからないと暑くてやってられないのでボードケースをOPEN。5'9のNEWボードと大きい波用に旅用の6'2を持ってきたが、5'9は水に漬かる前にレールが壊れていた。残念だがテープを貼ってしのげしかない。板はどうせ壊れるわけだけど、一度も乗らないで壊れていると何とも気分が悪い。

そろそろ空いてくるAM11:00位から海に入ってみた。タッパを着て入ったが水温も高く、暑くてやってられない。あとボトムはサンドをイメージしていたが、ぜんぜんリーフで、アウトにはうまく出ないと浅いエリアが長いので体も板も怪我すること必須。

ムネ位のセットが来て大低の波はイイ波である。ラインナップのツーリストは白人が多く、ガツガツ、バシバシサーフィンする感じでないので、ヨーロッパの北の方ではないかという予想。

宿にレストランが無いので、メインストリートまでランチを取りにくりだした。フラフラしているといかにもスリランカンな怪しいおっさんが、うちで食ってけと誘ってきた。歩いてるのも暑くてうんざりなのでOK。

アジア各地同様、何処のレストランも大抵チープなロスメン併設で、長期滞在する方々はこんな所にステイしている。レストランでご飯を食べているとさっき海にいた、刺青だらけの白人3人がやってきた。彼らのうち1人はスイスからでここにステイ。残りの2人はスウェーデンから来たとのこと。ここにステイしている間だけサーフィンする。スウェーデンの若者はそれにしては結構のっていたので聞くと、今のバケーションは5ヶ月とのこと・・。スイスにお兄ちゃんも3ヶ月のホリデイでグァテマラ、タイ、スリランカとまわっている、なんとも羨ましい連中であった。

疲れを取りたいので部屋で寝たいのだけど暑くて部屋にはいれない。荷物を展開する気もおきずに、日陰でグッタリしていた。夜は食事に行くにも真っ暗な中、メインストリートまでの道のりを手探りで行かなければならないので、昼間に買ってきたスナックで済ませてしまった。まわりの2部屋も日本人なので情報が少なく、早くもこの宿を出たくなってきた。

 

 

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